脅威のコストパフォーマンスを持つヘッドホン「iSK HD9999」を紹介します! 〜福岡店スタッフ レッジの独り言 vol.9〜

chuya-online.com FUKUOKA スタッフレッジです。

先日ドラムコーナーの模様替えを行いました。
照明も少し増やして調整したところ、店内の雰囲気が一気に明るくなりましたね。
ギターコーナーも割と頻繁に配置換えを行っていますので、ご来店の際は時たまチェックしてみてください。

さて、今回は chuya-online.com が新たに取扱いを始めたヘッドホンiSK HD9999をご紹介します!

そもそもiSKとは…大手音響メーカーのOEM製造にも数多く関わる知る人ぞ知るブランドです。OEMを手がけるだけあってその品質には定評があり、実に様々な製品に関わっています。

そのiSKがフラッグシップモデルとしてリリースしたモニターヘッドホンがiSK HD9999なのです!
※細かなスペックについてはリンク先の情報で読んでいただければと思います。今回の記事では、実際使用してのインプレなどを中心にしています。


ではHD9999の全容を把握すべく、細かく見ていくとしましょう!



箱はこんな感じです。質素なパッケージングでまるで業務用ヘッドホンのような出で立ちですね。


箱を開けるとロゴ入りのケースが付属します。


セミハードケース的な結構頑丈なタイプです。


開けてみます。


本体の他にマニュアルやら何やら沢山入っています。1つ1つ見ていきましょう。まずはヘッドホン本体から。


ヘッドホン側面にはメーカーロゴと型番が。高級感あるデザインになっています。


イヤーパッドはやや厚めなタイプ。厚さが2cmちょっとはあるでしょうか。


ケーブルは着脱可能になっています(ミニキャノン)。リケーブルの楽しみがあるのは良いですね。
音質の変化以外にも、使用環境によって長さを変えたりできるのが魅力です。


ケーブルはストレートタイプ(3.0m)とカールタイプ(1.5m)の2本が付属。個人的にはカールタイプがあるのが嬉しいです。


ケーブルのプラグ部分です。mini XLR端子です。しっかりと作られています。



端子部分。ミニキャノンはプラグ単体でも手に入れることが可能なので、お好みのケーブルでリケーブルを…ってのが魅力ですね~。
個人的にはMOGAMI2944とか2534あたりで色々遊んでみたいような…。


ケーブルを装着してみました。L側に端子が備えられています。


ボタンを押しながらなので付け外しも簡単。


オプションとして付属しているもう1種類のイヤーパッドです。丸型ですがCD-900STとかATH-SX1aあたりのモデルのイヤーパッドに近いタイプですね。


デフォルトで付いているイヤーパッドと並べてみました。厚さとエッジ部分の形状が異なるので、装着感が少し異なります。この辺りはお好みですね。


厚さをよりわかりやすい角度で。左のオプション側がやや薄めなので、こちらに替えるとやや押し出し感が強くなるように感じました。どちらも柔らかいイヤーパッドなので、装着感は良好です。


ヘッドバンド部分。メーカーロゴが大きく載ってます。


R側。LRがわかりやすく表示されているのは良いですね。モデルによってはちょっとわかりにくかったりしますから…。


ヘッドバンドの長さ調整部分です。ゴムで長さを調整するタイプです。予め長さを決めて固定するタイプではありません。


さて、外観や付属品を一通り見たところで、実際の使用感をレポートしていきたいと思います。
使用環境はPCでの音楽視聴が中心で、A/IにはTASCAMのUS-2x2使用し、接続するUSBケーブルはオヤイデ電気のd+USB class Sです。
また、ヘッドホンに関しては、普段はaudio-technica ATH-SX1aを使用しています。

まず装着感ですが、耳をすっぽりと覆うような形になります。イヤーパッドが肉厚で柔らかいタイプなので、付け心地は非常に良いです。ただ、ヘッドバンドがゴムで長さを調整するタイプのため、頭頂部を押さえつけられるような感覚を感じる人はいるかもしれません。
側圧もあまり強くないため、メガネをかけた状態での使用も快適です。多少動いたくらいではヘッドホンそのものがずれるような事もなく、装着時の安定感はなかなかです。

では次にサウンドのインプレッションを。
新品で使用した時の第一印象はややハイ上がりなサウンドで若干シャリシャリしたようなサウンド、といった感じです。ローが出ていないわけではありませんが、中低域がやや薄めに感じた為にそのような印象を持ったのかもしれません。解像度は高く感じましたが、ストックの状態だとやや物足りなく感じるかもしれませんね。
特にATH-M50xのような低音域がマッシブに出てくれるヘッドホンから乗り換えると物足りないかもしれない(笑)

確かに良い音なんだけど、この音はHD9999の真価を発揮させきれていかもしれない…という気がしましたので、50時間ほどエージングしてみました。
ぶっちゃけた話をしてしまいますと、レッジさんエージングにはやや懐疑的な立ち位置の人ではあるんですが、実際変化しているように感じるのだから仕方ない、という事でやってみました(笑)

結果から申し上げますと、ものすごく良くなりました!(笑)
高音域のシャリシャリしたような部分が引っ込み、中低域が豊かに再生できるようになったため、バランス良くなりましたね。
キックやタムがしっかり出て、気持ちよくリスニングできます。
低音の物足りなさのような部分が無くなり、出すぎてないけど足りてないと言う事もない…と非常にいい塩梅です。

レンジが広い事に加えて、厚めのイヤーパッドで耳との距離が出るため、密閉式ながら広がりのある音像になっています。
イヤーパッドを交換すると、耳との距離が少し短くなるため、もう少し密度が増して押し出し感が強くなる印象です。
バランスが良く定位感もしっかりとしており、リスニングは元よりミックスやマスタリング作業にも十分使えるクオリティです。


インプレッションは以上のような感じでしたが、いかがだったでしょうか。
個人的にHD9999はリケーブルができる点と、装着感が良く疲れにくいところに魅力を感じました。
広めの音像を持つため、映画鑑賞やオーケストラなどの空間の広がりを感じたいジャンルの視聴にもマッチしそうです。

欲を言えば、標準の厚めのイヤーパッドでベロア素材のがあったらいいなあとか、リケーブル用の線材か既成品も扱わないのかなーとかあるかもしれませんが、実現できたらやりたいですね(笑)

商品内容、スペック、実際のサウンドから考えると、非常にお買い得な商品だと思いますので、リスニング環境のグレードアップ、ヘッドホンを新調したい…等々の際には、ぜひとも選択肢の1つにiSK HD9999を入れていただければと思います。



スタッフ レッジは相当お気に入りのサウンドだったので、これからガンガン使い倒していこうと思っています(笑)



それでは、また次回の記事にてお会いしましょう。
福岡店ではエフェクター担当なので、そろそろエフェクターも紹介しましょうかね~。

福岡店スタッフ レッジでした。



2015/8/30更新

chuya-online.com が展開する弦ブランド、FOEHNオフィシャルサイトが完成しました!

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