【サウンドを見つめる】SD GAZER SDG-H5000 をレビューします! ~スタッフ レッジの独り言 vol.10~

chuya-online.com スタッフ レッジです。

8月ももう終盤戦ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
毎年この時期は夏バテでぐったりしているわたしですが、今年はバタバタとしているうちに夏が過ぎ去ろうとしている感じです…。
ちょっと落ち着いた時に油断して体調を崩さないようにせねば…と思いつつ記事を書いております。

さて、本日は chuya-online.com オリジナルブランドである『SD GAZERの製品の1つ、密閉型ヘッドホン「SDG-H5000」をご紹介します!



「SDG-H5000」は、リスニングやスタジオモニターとしての用途に適した密閉型ヘッドホンです。
癖の無いサウンド、しっかりとした柔らかさを持ったイヤパッドとヘッドバンドといった仕様で、普段使いのヘッドホンとしても、宅録の機材としても十分使える性能を備えています。


さあ、ポイントを絞って見ていきましょう。


アジャスター部分。「MONITORING HEADPHONE」の表示が。アジャスター部分はネジなどで固定するような機構ではありませんが、「きちんと固定できるけど、調整もしやすい」絶妙な加減になっています。


7段階のメモリーが刻まれており、左右の長さを揃えたり、持ち運びの際にもセッティングを記憶しておくこともできます。調整がやりやすいので、すぐに自分の頭に合わせられるというのは大事ですね。


イヤパッド部分は180度稼働するようになっており。片耳でのリスニングにも対応。この辺りは機種によって出来たり出来なかったりなので、あると便利な部分ですね。


イヤパッド。実はこれが価格から考えるとよく出来ている。しっかりとした厚みと柔らかさを持っており、遮音性も問題なし。安価なヘッドホンだとイヤパッドが薄かったり、変に柔らかすぎたりするのですが、SDG-H5000に関しては、その辺りもしっかりしています。


ヘッドバンド部分。この辺りの縫製はやや価格相応かなと思わせる部分もありますが、実使用においては一切問題ありません。


むしろこの SDG-H5000 のヘッドバンド、ぱっと見は薄く見えるものの、しっかりとしたクッション材が入っているので、なかなかに柔らかくて良い感じの付け心地です。
ヘッドバンドが硬いと、長時間装着していると頭頂部が痛くなったりしてきますが、きちんと厚みのあるクッションなので、頭が痛くなったりすることはありません。

あ、肝心な部分を書き忘れていました。

この SDG-H5000 、多少の側圧は感じるものの、締め付けが強くて頭が痛くなったり、メガネをかけながらのリスニングが辛かったり…という事はありません。


※装着してみたの図
わたくし レッジは常にメガネを掛けておるのですが、長時間付けっぱなしでも側圧でメガネがずれたり、痛みを感じたり…という事はありませんでした。ヘッドバンドの長さをうまいこと調節してあげれば、側圧はほぼ感じませんし、イヤパッドが柔らかいのでメガネを掛けている人も問題なし。
イヤパッドは耳をすっぽりと覆ってくれます。このおかげで遮音性もばっちり!


さあ、スペック的な部分はこの辺りにして、実際の使用感をレポートしていきます。

前回の記事でも軽く書きましたが、基本的にリスニングはPCでA/IにはTASCAMのUS-2x2、接続するUSBケーブルはオヤイデ電気のd+USB class Sを使用しています。


こんな感じ。

サウンドの印象は商品の説明通り癖の無いサウンド。普段使用しているヘッドホンやイヤホンによっては、あまり味気なく、物足りなく感じるそっけないくらいのサウンドかもしれません。
ややボリュームが小さく感じるかもしれませんが、少し音量を上げていくと解像度の高さを実感できます。
個人的にはわずかに低音域が強めに出ているような印象ではありますが、シンバル類などの高音域が耳に刺さらず、でもしっかりと聴こえる絶妙なバランスになっています。
どこかが出すぎていたり、逆に引っ込んでいたり、という印象をあまり持たず、非常に聴きやすいサウンドです。
新品状態だと、ややボーカル辺りの音域が引っ込んでいるように感じるかもしれませんが、こなれてくるといい塩梅になってきます。
この癖の無さ、というのを実感できるヘッドホンというのは意外と無くて、わたくし レッジはアンプシミュレーターなどの音作りをメインに、音色を作りこむ場面でこの SDG-H5000 をチョイスする場合が多いです。

R社のアレとか、A社のアレとか、同価格帯やSDG-H5000 よりも高額な商品ともあれこれ比較しましたが、非常に満足度の高いサウンドが得られました。
「DTM始めたけどモニターヘッドホンってよくわからない…」という人や、「ちょっといいヘッドホン欲しいけど種類が多すぎてよくわからんしそもそも予算が…」という方なんかに特におすすめです!




…と、ここまでざっくりとレポートを書いたところでここからは番外編でございます。

価格から考えると脅威の高音質、癖の無い設計のサウンド…というナイスなSDG-H5000ですが、レッジさん実は多少のカスタマイズを行って使用しています。
どういうカスタマイズをやっているかを簡単にご紹介しますので、こういう使い方もアリ、というところで見てもらえればと思います。

で、どこを替えてるのかといいますと…


これ

イヤパッドをaudio-technica ATH-SX-aの純正イヤパッドに交換しています。

…まあそれだけなんですけどね。

これでサウンドが激変するかと言えば、ぶっちゃけそこまで変わりません。当然多少の変化はあるのですが、自分の場合は付け心地の部分でイヤパッドを変更しています。
自分は長いことATH-SX1aを使用していたので、あの独特のちょっと薄いイヤパッドでのサウンドに慣れております。
SDG-H5000 のしっかり厚くて柔らかいイヤパッドは非常にナイスなんですが、長年の癖というか慣れのせいで多少の違和感があったので交換して愛用しております。
この辺りは自分の中の基準が出来上がってしまっている場合があるので、好みや感覚に合わせてパーツをセレクトするのが大事だと思っております。

何故こんなことを書いたのかと申せば、SDG-H5000にはATH-SX1aのイヤパッドが使えるんですよ!
さらに言えば、SONY MDR-CD900ST対応のイヤパッドとして最近話題YAXI(ヤクシー)STPAD-DXも装着できたりします。
なんとYAXIさんの製品ページに対応機種としてSDG-H5000 が載っています…!(リンク先はYAXIさんのサイトです)

一度SDG-H5000にYAXIのイヤパッドを付けてみましたが、上質な柔らかさを持った付け心地になり、遮音性も更に高まって非常にナイスでした。ヘッドホン本体よりイヤパッドの方が高額という事態になるのも愉快でいいですよね。




…はい、今回も長々と書いてしまいましたが、「SD GAZER SDG-H5000」、いかがだったでしょうか。

個人的にはこの価格帯のヘッドホンの中では最強クラスなんじゃないの?という印象を持っております。

chuya-online.com FUKUOKA店頭にはデモ機がありますので、お近くの方はぜひお試しください!

SD GAZER 公式ページもよろしくお願いします!

ではでは、スタッフ レッジでした。

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