対位法 分析と実習

音楽之友社から、「対位法 分析と実習」が発売になりました。


対位法 分析と実習 6090円


好評の『管弦楽法』『和声法』とともに、20世紀アメリカの作曲家・理論家・教育家W.ピストンの3大著作といわれる『対位法』(1947年)の邦訳。バッハを中心としてコレッリからブラームスまでの器楽様式を対象とした自由対位法の修得をめざす教科書。最大の特徴は、実作品から抜粋した譜例を多数掲げ、親しみ深い名作において作曲家たちが実際に書いた対位法技法を理解することができる点である。旋律についてはもちろんのこと、和声にも多くの紙面が割かれ、さらにこれまであまり触れられなかったリズムの問題にも大きく踏み込んだ画期的なテキスト。記述はきわめて明快でわかりやすく、各章末に実習課題がついており、大学のテキストや独習者に最適である。訳者による懇切丁寧な注と補足、充実した索引も魅力。

[目次]
序論
第1章 旋律曲線
第2章 旋律リズム
第3章 和声的基盤
第4章 和声リズム
第5章 2声対位法
第6章 動機の構造
第7章 3声対位法
第8章 3声を超える対位法
第9章 転回対位法
第10章 2声のカノン
第11章 その他のカノン
むすび
転回対位法についての補足
訳者あとがき
譜例索引
事項・人名索引

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