chuya-online.com スタッフ レッジです。
今年も残すところあと1ヶ月ちょっと!
1年あっという間ですね~。
ちなみに、12月20日でchuya-online.comのリアルショップ『chuya-online.com FUKUOKA』はオープン2周年を迎えます。
クリスマスとか年末とか近いのもありますし、セールとかあるかもしれませんね。
ぜひ福岡店ページや福岡店のFBページをチェックしてみてください。
さて、本日は新製品のご紹介です。
少し前から発売している商品ではございますが、レッジ的には是が非でも紹介したい1品です。
早速パッケージから見ていきましょう。
『Mighty Sound M9 Micro Pedal Power』
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiSYkbmnPeiEPJvmaE05gwm0htgF8TIpdkkAIpE2qIXcWh3zivmIy_AQcJBt58qqV0DgmCjR-4qgs0dzUOst-ngC0BaiwxoQF6SZJEPAxeJFUZ4uuux65RnhutUErWKZE9Brw8_FnRNUmU/s320/IMG_7580.JPG)
はい、来ましたよ!パワーサプライです!
小型エフェクターをラインナップしている『Mighty Sound』から新しく登場したパワーサプライです。
後ほど詳しく説明しますが、必要なものが揃ったオールインワンのパッケージになっていますので、非常に扱いやすくなっています。
実機を見ながらのほうがわかりやすいかと思いますので、早速開けて中身を見ていきましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjB3NN6jYijGGzO0kUYkvi7VaCNc3TBsCKqKkoeclHd6ydS-KOnMzUnYI28H-TInusz8WHUD33OcpdRu_Pj2-5DemMUgbTjUhjETtip6-tPlnON4PTXKr_GnpiKmwrlZ221H90yJ0SQGEQ/s320/IMG_7618.JPG)
パッケージを開けると、まずはM9本体が収まっています。
サイズは約9.5cm×3.8cm×3cmとなっています。
最近はすっかりおなじみになった小型エフェクターや、自作エフェクター派の方にはお馴染みのHAMMOND社1590Aに近いサイズです。
一般的な小型エフェクターとほぼ同サイズという事ですね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEh1wW_boYZSO3JNL8XNOLnPmtrtttL8OliRI29uc6Jd1MRxIzQlq1LWlrdN9XyeSmxJ_ODc2fHFw4RjmimazwWmrsFexcKcQ6GcvFwx4ibzf1IgA6EIBHwLg4YpVt_AwB9oeb0aPr9J7m8/s320/IMG_7622.JPG)
M9本体とM9が収まっている箱を取り除くと、付属品1式が収まっています。
付属品も含めたパッケージ内容を見ていきましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiGCxPtAbyFk9UEcpR2iNGVvGxJi2A9yYrcjdn4YHEYE5GZHYB9KX4f0i4HfRenbYvA7ONp2cMY7JlMNceb5YAlMQdqZ9dmXlh8kCayKZqjMP_2yJ57FGeuJjdpGAXsvn-l5mBL7QCe-WI/s320/IMG_7581.JPG)
箱の中身はこのような感じです。
内訳は…
・M9本体(+滑り止めシート)
・電源アダプターx1(12V2A)
・約44cm DCケーブルx4
・約59cm DCケーブルx4
・ケーブルタイ
・取扱説明書以上となっています。
1パッケージでボードへの組み込みまで行えますので、使いやすくお買い得な内容になっていると思います。
では、1つ1つ見ていくとしましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEi6Cws2NqRZcKy-c-I9_CqFXa7HfC94cb0iiKR7Bk7S09z_JG2Q7ZF8SOugaNg5m5cSgSs8xlwGQUUNvP24igDH8FjG79KJKV4TxNkdR3vCPkPkyVCpaM7inT6XxagpMIUdHgDotQ-6cyQ/s320/IMG_7582.JPG)
M9本体はこんな感じです。
左側にある白枠の○は電源LEDです。
DCアウトプットは左右に4つずつの合計8つ。
1つは18V出力で残りの7つは一般的な9V出力となっています。
9V出力は1個あたり最大250mAまで出力可能です。
機種は限られてきますが、デジタルエフェクターも接続可能なスペックとなっています。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhz7T9FQwOr2Sj49tIOg49XkQyJ7tzbjuCGD2Pj7S7FmYGYu470nffyrI5UFUlcERjQzvtE7XaGnSxc6TkZAxYHw3EpNLGevCDf3ElV6Ho88pVhTpNZOOvSudB_5fmoyW-mmR0dBMHwQWk/s320/IMG_7583.JPG)
電源の入力部分です。
付属のACアダプターは2A出力となっていますので、出力をフルに使っても安定して電源を取り出すことが可能です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjdN5S12LlVPatprxJ-E-_O2wwqIS1w6qqxXWEEZQ1TeGkRFAPNKp0Zg4tbDF4F204Khv8cY76ea91wwpVmLd5fccLjZ0JysVQS3Cnli1Q39MjtWTTq6_0e7Su1Z1r0xcx5ZoGeiCqUees/s320/IMG_7589.JPG)
電源を接続すると、LEDが点灯します。
電源はグリーンのLED。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEijvVtwS-hQKkeBZDunrfVuMJr-cOi4TTZb8O7dBpB1H2ZxX_XcVRSNj6_SSFNBBHkBD0vBxXfelM0LQJzdRL1-Pm6HcG4K4i74Dk3XrEdNCjx1_0jg0x4E3DBLt9YoWOtEyLwYhyphenhyphenaAY_8/s320/IMG_7590.JPG)
各出力にDCケーブルを接続すると、対応したLEDが点灯します。
DCアウトプットのLEDは少し小さいタイプの青色LED。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhqWsfuiyFPZX7BVfb2HtIL2wBiM4LPrOY7wZsg3esrwMUrU5uL5acKYFOO39X_JCypVqh82PsV8kEGAJYc_axLnQjKICRrg_r3GuKW4GeDGEvWVPIBdOd9mBeSCi6oURhpj2NTrl-KbP0/s320/IMG_7591.JPG)
ブティック系エフェクターによくある高輝度LEDよりも輝度が低いため、真上から見ても目が痛くなることはありません。
かと言ってLEDが暗くて見えにくい、と言う事もなく、調度良い塩梅の明るさではないかと思います。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhhNn-mG8FucgVvqxBAkbVa9pT_b9a3c7e52LYUV_U3KFvQr8r0woea6bo7VQcGyKwAH4ShFInlckV2xTxY6O5XptSl4S4SsKidTV_kRoFNcD4xeA1Q36e064qNqz3iSHOOJPpySF9SsdQ/s320/IMG_7602.JPG)
少し薄暗いところで見るとこんな感じ。
ギラギラはしてないけど、点灯の状態がきちんとわかる、というような状態です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEiDJU95qxjELztXYFNCma-fYE8_oLHNR0OhAqAMXqeTj9z3_-O6Zgg0FCHDMlZkcWMHL5vlUQbv4ih1ZEHv8KcZwS-x-CytEF4cSKEHBqzfIxoNd1XmG8NYLGLHe_Rq1XbPh04wnpU9nbY/s320/IMG_7593.JPG)
更に暗めなところで。
接続状況が1発でわかる設計なので、ボードでよくある「挿し込んでるつもりが挿さってなかった」も回避しやすい仕様です。
さて、LED周りを見たところで別角度から見ていきましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhLo15woovAVccR7AuMtVryi8zquInnfgthp1Ok1N9WK6f8J9xUr4rz_U9GpaBJoTLTx0i-781A9exHeFiMLnjW8MUusnzFoT0rJ-Z7bH6RvECXTGNhQg3mJS0lYGQISVSmue4hsdtyb3Q/s320/IMG_7608.JPG)
DC電源の出力部分です。
片面に4つずつという仕様になっているので、出力の間隔は狭めですがプラグが混み合っているという感じは少ないです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgN2yDKKRph32BQnVoDDzp9g5Sz1sodZu3yhTdLerDAHL37jrsSxOlMnpIIibWEKyS27_A7tBikqsZjohGbf9kkZJeFaq684SS7lXr8sn7JWEMylD8aWAQ8gNSOSmd8klyM02LQXEJGRz4/s320/IMG_7609.JPG)
L字プラグも角度を変えることで4つ並べて接続可能です。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEj64P5_QL-HMuprvUzW_fkKJ9Q4Vo7nCChcGj3aed0AzYWjavNv9mKKUMF5sS8iKJJDQDy11oa82B5FJ5FMM2qy-oaEBcKTYyWH2vMnmcBalbRFKSpnRkna_otUrGf7HGwY5euv63wYigs/s320/IMG_7610.JPG)
接続部分を正面から。
取り回し方にもよりますが、DCケーブルはコンパクトにまとめやすいのではないかと思います。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjn7AdSSkKAKVZ81p7REojrbWSJT9qPsZ0T1GRmUk0fHKldHisE2VRV2BtAoMUQnf5sbo-H95DWKZpvgtYa8U3H4eGk7peyEtOnH7q7utv1e3ApLyyoJR2Nkd8lilycRBLw9-JjGhLzGWo/s320/IMG_7611.JPG)
両サイドL字プラグを接続するとこんな感じになります。
間違いなくコンパクトではありますが、両サイドにDCアウトプットがあるという仕様は多少の好みが分かれるかもしれませんね。
--
さて、外装や外観の仕様面を見てきたところで、内部のスペックを紹介していきます。
まず、先にちらっと書きました「DC9V出力は250mAまで使用可能」という部分ですが、実際どの辺りが使えるのかは気になる部分だと思います。
一般的なアナログ回路のブースターやオーバードライブの消費電流が約10mA前後です。
これがエフェクトの種類や回路がデジタルかアナログかで消費電流量が増えていきます。
例えば、BOSS DD-7の消費電流は約50mAです。
アナログオーバードライブに比べると消費量は大きいですが、M9の電源供給能力だと問題なく駆動します。
では最近流行りのマルチなデジタルディレイなんかはどうなの?と言う事で…。
BOSSの新しい多機能ディレイBOSS DD-500の消費電流は約200mAです。
DD-7と比べても文字通りケタ違いの消費量ですが、これも動作OK。
では筐体サイズも大きいtc electronic Flashback X4は…と思って調べましたが、こちらは300mAで動作不可でした。
ここまで挙げたエフェクターはあくまで1つの例ですが、機種を選ぶものの、仕様によっては多機能ディレイも駆動可能となっています。
では250mA以上の電力を取り出そうとするエフェクターをM9に接続するとどうなるのか…。
250mA以上の電力消費量のある機器が接続されると、ショートサーキットプロテクション機能が働きます。
このショートサーキットプロテクション機能は、どこか1つの出力に問題が起こった際に、自動的に回路を遮断する機能です。機能が動作した場合、インジケーターのLEDが消灯され、回路が動作していないことがひと目でわかるようになっています。
ショートサーキットプロテクション機能は他の回路には影響が及ばないように設計されているため、どこか1つの回路に問題が生じても、他の回路は動作できるようになっています。
9V出力に関しては以上のような感じです。
18V出力については、9Vよりも少し低い180mAまでのエフェクターに対応します。
18Vでの出力に関しては、アナログのブースターやオーバードライブで18V駆動に対応しているエフェクターを繋ぐ事がほとんどだと思いますので、消費電流が多少低いことはそれほど問題ではないかと思います。
それよりも9V出力しか使えない機材を間違って繋がないように気をつける事が大事です。いやほんとに。
以前内部昇圧で27V駆動させる仕様のエフェクターに18Vアダプタを繋いでしまって内部が大変なことになったものを見たことがありますので、十分お気をつけて…。
--
あと、パワーサプライで気になるところとしてはノイズだと思います。
実際にエフェクターを幾つか接続した状態でテストしてみました。
ノイズに関しては圧倒的に少ない!という事はありませんでしたが、一般的な使用においては全く問題ないレベルのものでした。
テストした際はデジタルとアナログ混合で組み込んだ為、思ったよりもノイズは少ないという印象ではありました。
もちろん、デジタルとアナログは電源を分けたほうがノイズ面で有利な場合があったりします。
とはいえ最近のエフェクターは良く出来ていますので、一昔前よりもこの辺りの相性問題は起きにくいように思えます。
ケーブルが数珠繋ぎになっているデイジーチェーン方式よりはノイズ面では遥かに有利なので、取り回しなどを工夫することで、S/Nは改善するのでは無いかと思います。
--
では、本体を見たところで付属品を見ていきましょう。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEjEw2yF_ciY0xiAKTF6jby2RnY1raYSJPws0oFBMvC0ixUg5mfV3deLk33z6I1xUJgf1VAH8ONWdiUkdAztsckAZpTqgYz73sYV04wKXuYQkl26GbKM1pZFDxnrIaucg86oRkC1Vcg7UQw/s320/IMG_7586.JPG)
付属のDCケーブルです。
約44cmと約59cmのケーブルが4本ずつ付属します。
線材はやや細めで柔らかいもの、モールドタイプのプラグを採用したS-L仕様のケーブルです。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhQ2KzI0K0JoLdAJu6sX7bImlrogJctmQcRpNlCEecEUZZbkn-Cfz0I0zR2PIrjA-qcekAExIFzgKN5g3grkccYTK59Y8TduJzH0lC8pcCOi5NubC7KmASNffGSM8MHCzpxM6A48t1AoyI/s320/IMG_7588.JPG)
ACアダプターです。
最近はやりの小型アダプターと比べるとやや大きめに感じるかもしれませんが、十分許容範囲内の大きさ。
重量が軽く、持ち運びが苦にならない点は非常に良いですね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhK1stwz5RYR8NAK7cZbwQHLGvJUnBKif0HTQgu7KArkJ-qaYUv8lFjVM2VJ_jcM3a9eZwxtItfTYeLYuKVz2JSzG5u8fYIdFBxz9K_VJ6-yyKvZn5rrTMChDFDi2IU70Y6aEJQLijk6TI/s320/IMG_7617.JPG)
ケーブルタイです。
巻いたケーブルをまとめるアレですね。
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhtSON6yRCrxdKbFSIg5jC9ze1Y2KllQvYwtxZFMtW7dWFSuTvks0bUNEvjA6rf3Wpt39nPsNQ_jYNOTeS7-rwUbc-M6VKv7HEAZmfe0COlEwjTNcmL7wTOhP896_nARezRaIloEaDZp5E/s320/IMG_7616.JPG)
ケーブルを通す部分はループ状になっています。
アダプターのケーブルをまとめたり、M9の付属品とは別でシールドケーブルをまとめるのに使うのもありですね。
余談ですが、ケーブルタイって意外と売ってないんですよね。
スタッフ レッジ的オススメはこれ→Providence LE-CHPC380
形状等等は一般的なケーブルホルダーですが、クロスに使われるものと同じ素材で作られており、プラグ部分のクリーナとして使える便利グッズです。
ありそうで無かったグッドな商品なのでぜひチェックしてみてください。
さてさて、少し話が逸れましたが、『Mighty Sound M9 Micro Pedal Power』いかがだったでしょうか?
個人的にはコンパクトさは勿論のことですが、LEDの仕様など現場で使いやすいように作ってあることに好感を持ちました。
付属品が充実しているため、これからボードを組みたいという方にも導入しやすい仕様と価格なのも嬉しいポイントだと思います。
18V出力やショートサーキットプロテクション機能などなど…コンパクトな筐体に便利な機能を詰め込んだ取り回しの良さが最大の魅力だと思います。
chuya-online.com FUKUOKA店頭でももちろん実機を展示しています。
さらに…
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHrANTSn1R04RQysXkjir_yqlDSy2dqbDUyDUkD-zvIycvgKq59BDztfhD5CJdYJPjA74cQKdwKz4k6x7DdQZGEZNeU6EvlwKA9kbyQ8_U-rl0af9zW0dJWcOamTSY6sGhyse_2D5oAFw/s320/DSC08453.jpg)
このような形で電源にM9を使用したしたデモボードが店頭に展示されています。
※2時間ほどで組み込んだ為色々詰めが甘いボードとなっていますが…あといつまで展示されてるかとかもよく知りません(笑)
実際に音を出す事も可能ですので、ショップに行くことがあればぜひともチェックしてみてください!
ではでは、スタッフ レッジでした。
今年も残すところあと1ヶ月ちょっと!
1年あっという間ですね~。
ちなみに、12月20日でchuya-online.comのリアルショップ『chuya-online.com FUKUOKA』はオープン2周年を迎えます。
クリスマスとか年末とか近いのもありますし、セールとかあるかもしれませんね。
ぜひ福岡店ページや福岡店のFBページをチェックしてみてください。
さて、本日は新製品のご紹介です。
少し前から発売している商品ではございますが、レッジ的には是が非でも紹介したい1品です。
早速パッケージから見ていきましょう。
『Mighty Sound M9 Micro Pedal Power』
はい、来ましたよ!パワーサプライです!
小型エフェクターをラインナップしている『Mighty Sound』から新しく登場したパワーサプライです。
後ほど詳しく説明しますが、必要なものが揃ったオールインワンのパッケージになっていますので、非常に扱いやすくなっています。
実機を見ながらのほうがわかりやすいかと思いますので、早速開けて中身を見ていきましょう。
パッケージを開けると、まずはM9本体が収まっています。
サイズは約9.5cm×3.8cm×3cmとなっています。
最近はすっかりおなじみになった小型エフェクターや、自作エフェクター派の方にはお馴染みのHAMMOND社1590Aに近いサイズです。
一般的な小型エフェクターとほぼ同サイズという事ですね。
M9本体とM9が収まっている箱を取り除くと、付属品1式が収まっています。
付属品も含めたパッケージ内容を見ていきましょう。
箱の中身はこのような感じです。
内訳は…
・M9本体(+滑り止めシート)
・電源アダプターx1(12V2A)
・約44cm DCケーブルx4
・約59cm DCケーブルx4
・ケーブルタイ
・取扱説明書以上となっています。
1パッケージでボードへの組み込みまで行えますので、使いやすくお買い得な内容になっていると思います。
では、1つ1つ見ていくとしましょう。
M9本体はこんな感じです。
左側にある白枠の○は電源LEDです。
DCアウトプットは左右に4つずつの合計8つ。
1つは18V出力で残りの7つは一般的な9V出力となっています。
9V出力は1個あたり最大250mAまで出力可能です。
機種は限られてきますが、デジタルエフェクターも接続可能なスペックとなっています。
電源の入力部分です。
付属のACアダプターは2A出力となっていますので、出力をフルに使っても安定して電源を取り出すことが可能です。
電源を接続すると、LEDが点灯します。
電源はグリーンのLED。
各出力にDCケーブルを接続すると、対応したLEDが点灯します。
DCアウトプットのLEDは少し小さいタイプの青色LED。
ブティック系エフェクターによくある高輝度LEDよりも輝度が低いため、真上から見ても目が痛くなることはありません。
かと言ってLEDが暗くて見えにくい、と言う事もなく、調度良い塩梅の明るさではないかと思います。
少し薄暗いところで見るとこんな感じ。
ギラギラはしてないけど、点灯の状態がきちんとわかる、というような状態です。
更に暗めなところで。
接続状況が1発でわかる設計なので、ボードでよくある「挿し込んでるつもりが挿さってなかった」も回避しやすい仕様です。
さて、LED周りを見たところで別角度から見ていきましょう。
DC電源の出力部分です。
片面に4つずつという仕様になっているので、出力の間隔は狭めですがプラグが混み合っているという感じは少ないです。
L字プラグも角度を変えることで4つ並べて接続可能です。
接続部分を正面から。
取り回し方にもよりますが、DCケーブルはコンパクトにまとめやすいのではないかと思います。
両サイドL字プラグを接続するとこんな感じになります。
間違いなくコンパクトではありますが、両サイドにDCアウトプットがあるという仕様は多少の好みが分かれるかもしれませんね。
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さて、外装や外観の仕様面を見てきたところで、内部のスペックを紹介していきます。
まず、先にちらっと書きました「DC9V出力は250mAまで使用可能」という部分ですが、実際どの辺りが使えるのかは気になる部分だと思います。
一般的なアナログ回路のブースターやオーバードライブの消費電流が約10mA前後です。
これがエフェクトの種類や回路がデジタルかアナログかで消費電流量が増えていきます。
例えば、BOSS DD-7の消費電流は約50mAです。
アナログオーバードライブに比べると消費量は大きいですが、M9の電源供給能力だと問題なく駆動します。
では最近流行りのマルチなデジタルディレイなんかはどうなの?と言う事で…。
BOSSの新しい多機能ディレイBOSS DD-500の消費電流は約200mAです。
DD-7と比べても文字通りケタ違いの消費量ですが、これも動作OK。
では筐体サイズも大きいtc electronic Flashback X4は…と思って調べましたが、こちらは300mAで動作不可でした。
ここまで挙げたエフェクターはあくまで1つの例ですが、機種を選ぶものの、仕様によっては多機能ディレイも駆動可能となっています。
では250mA以上の電力を取り出そうとするエフェクターをM9に接続するとどうなるのか…。
250mA以上の電力消費量のある機器が接続されると、ショートサーキットプロテクション機能が働きます。
このショートサーキットプロテクション機能は、どこか1つの出力に問題が起こった際に、自動的に回路を遮断する機能です。機能が動作した場合、インジケーターのLEDが消灯され、回路が動作していないことがひと目でわかるようになっています。
ショートサーキットプロテクション機能は他の回路には影響が及ばないように設計されているため、どこか1つの回路に問題が生じても、他の回路は動作できるようになっています。
9V出力に関しては以上のような感じです。
18V出力については、9Vよりも少し低い180mAまでのエフェクターに対応します。
18Vでの出力に関しては、アナログのブースターやオーバードライブで18V駆動に対応しているエフェクターを繋ぐ事がほとんどだと思いますので、消費電流が多少低いことはそれほど問題ではないかと思います。
それよりも9V出力しか使えない機材を間違って繋がないように気をつける事が大事です。いやほんとに。
以前内部昇圧で27V駆動させる仕様のエフェクターに18Vアダプタを繋いでしまって内部が大変なことになったものを見たことがありますので、十分お気をつけて…。
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あと、パワーサプライで気になるところとしてはノイズだと思います。
実際にエフェクターを幾つか接続した状態でテストしてみました。
ノイズに関しては圧倒的に少ない!という事はありませんでしたが、一般的な使用においては全く問題ないレベルのものでした。
テストした際はデジタルとアナログ混合で組み込んだ為、思ったよりもノイズは少ないという印象ではありました。
もちろん、デジタルとアナログは電源を分けたほうがノイズ面で有利な場合があったりします。
とはいえ最近のエフェクターは良く出来ていますので、一昔前よりもこの辺りの相性問題は起きにくいように思えます。
ケーブルが数珠繋ぎになっているデイジーチェーン方式よりはノイズ面では遥かに有利なので、取り回しなどを工夫することで、S/Nは改善するのでは無いかと思います。
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では、本体を見たところで付属品を見ていきましょう。
付属のDCケーブルです。
約44cmと約59cmのケーブルが4本ずつ付属します。
線材はやや細めで柔らかいもの、モールドタイプのプラグを採用したS-L仕様のケーブルです。
ACアダプターです。
最近はやりの小型アダプターと比べるとやや大きめに感じるかもしれませんが、十分許容範囲内の大きさ。
重量が軽く、持ち運びが苦にならない点は非常に良いですね。
ケーブルタイです。
巻いたケーブルをまとめるアレですね。
ケーブルを通す部分はループ状になっています。
アダプターのケーブルをまとめたり、M9の付属品とは別でシールドケーブルをまとめるのに使うのもありですね。
余談ですが、ケーブルタイって意外と売ってないんですよね。
スタッフ レッジ的オススメはこれ→Providence LE-CHPC380
形状等等は一般的なケーブルホルダーですが、クロスに使われるものと同じ素材で作られており、プラグ部分のクリーナとして使える便利グッズです。
ありそうで無かったグッドな商品なのでぜひチェックしてみてください。
さてさて、少し話が逸れましたが、『Mighty Sound M9 Micro Pedal Power』いかがだったでしょうか?
個人的にはコンパクトさは勿論のことですが、LEDの仕様など現場で使いやすいように作ってあることに好感を持ちました。
付属品が充実しているため、これからボードを組みたいという方にも導入しやすい仕様と価格なのも嬉しいポイントだと思います。
18V出力やショートサーキットプロテクション機能などなど…コンパクトな筐体に便利な機能を詰め込んだ取り回しの良さが最大の魅力だと思います。
chuya-online.com FUKUOKA店頭でももちろん実機を展示しています。
さらに…
![](https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEgHrANTSn1R04RQysXkjir_yqlDSy2dqbDUyDUkD-zvIycvgKq59BDztfhD5CJdYJPjA74cQKdwKz4k6x7DdQZGEZNeU6EvlwKA9kbyQ8_U-rl0af9zW0dJWcOamTSY6sGhyse_2D5oAFw/s320/DSC08453.jpg)
このような形で電源にM9を使用したしたデモボードが店頭に展示されています。
※2時間ほどで組み込んだ為色々詰めが甘いボードとなっていますが…あといつまで展示されてるかとかもよく知りません(笑)
実際に音を出す事も可能ですので、ショップに行くことがあればぜひともチェックしてみてください!
ではでは、スタッフ レッジでした。
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