Robert "Bubby" Lewis BASS CLINICが開催されました!



プロミュージシャンの技法を間近で見られる貴重な機会


去る5月28日、ジャパニーズソウルシンガーAI氏の開催中である全国ツアー「THE BEST TOUR」で、ベースを務めているRobert "Bubby" Lewisさんがchuya-online.com FUKUOKAに来店、駆けつけた若きベーシストたちの前で、とてもためになるクリニックを開催してくれました。

大いに盛り上がった当日の様子をレポートしていきましょう〜





「Don't be shy〜:恥ずかしがらずにセッションしようよ!」



クリニックは、2回おこなわれましたが、両方の回を通して一貫していたのは、「参加型なので気軽に質問してください」と、参加者の緊張をほぐそうとしていたところ。来てくれた人を楽しませようというサービス精神が随所に現れていました。

「僕は日本のアニメがオタク文化が大好きなんだ。このMTDのシグネイチャーモデルも、ドラゴンボールのスーパーサイヤ人をイメージして作ってもらったんだよ。ワンピースも大好き。この帽子はAIちゃんが2012年のツアーのときにくれたんだ。ルフィ、チョッパー、サンジ、みんな好きなキャラだよ。話の中で、エースが亡くなったときは1週間くらい泣いたよ(笑)ルフィが助けてくれると思ったのに!」
と、大ファンを決定づけるエピソードも披露してくれました。


質問コーナーに移り参加者から、
「音作りのコツは?」との質問に、
「低域を出し過ぎないこと。クリアな音でパッセージが伝わりやすいように」とアドバイス。

「ベースをはじめたきっかけは?」と聞かれ、
「最初はドラムに挑戦してみた。けど、自分には難しすぎたんだ。両手両足をバラバラに動かすなんてムリだよ!姉はドラマーなんだけど、レイラ・ハサウェイと一緒にやってるみたい。とにかくドラマーはリスペクトすべき存在だね。当時、そんな姉から聴くべきアルバムとして、”デイブ・ウェックル”や”デニス・チェンバース”、”ヴィニー・カリウタ”といった有名ドラマーの音源リストを教えてくれたよ。デイブ・ウェックルの99年の”シナジー”というアルバムでベースを弾いてた”トム・ケネディ”に感銘を受けたんだ。それからベースを弾きたいと思ったんだ。15歳になろうかという時期だね」とベース道に進むキッカケを語ってくれました。

さらに、

「ギタリストにも影響を受けているよ。アラン・ホールズワースとかね。ジャンルとしてもインディアンミュージックなどルールのない世界が好きだね。学校で習った音楽の決まりをすべて吹き飛ばしてくれるなんでもありの素晴らしい音楽だから、ぜひ触れてみてほしい。僕も様々なジャンル、ロック・パンク・メタルなど、今まで吸収してきたことを表現したいと思っている。日本のアニメソングや、日本特有のジャンルにも特徴があるよね?そこからも大きなインスピレーションを受けているよ」


「練習するときに気をつけていることは?」との問いに、
「常にちょっと上のレベルのチャレンジするような内容が大切。エディ・ブラウンというナメック星人なみにスゴいキーボードプレーヤーの友人がいて、”全部の音を覚えればなんでも弾けるよ”といってたけど、その通りだと思うな。ベースの指板上の音を覚えるために、見ない状態、例えば部屋を暗くして弾いたりもしているよ。あとは、例えばコードをループさせて……」

と、ここでルーパーを使って実演……(47:00頃から)



最後に、Bubby氏より、
「やっぱり、楽しくないと続かないから、楽しく練習するのが良いと思う。悟空のトレーニングようにね」



当日いた人はラッキー! サービス精神旺盛なBubby氏

クリニックが終了しても、きさくに相談に応じる氏の姿も

サインの他に、ベジータのイラストのサービスも!

最後は集合写真で締めかとおもいきや……

本当の終了は、かめはめ波でお開き(笑)

参加者の皆様、いかがでしたか? 動画には収まらないほどの熱気がスタジオにはあったと思います。また「もっと質問したかった」など、いろいろな感情も湧いてきたのではないか? と想像します。いわゆるプロの振る舞いを身近に感じられる貴重な機会であったことは間違いないでしょう。

まだまだ、こうした機会を設けていきたいと思いますのでご期待ください。

それにしても、これだけの親日家もいまどき珍しいですよね!またお店に来てほしいと思います。



オマケ:MTD製シグネイチャーモデル

なかなか間近でみることのないプロ機ですが、じっくり撮ってみましたよ
フロント ボディ材は不明ですが、ローステッドバーズアイメイプル指板とクリームイエローが特徴的なルックス

リア ボディ色(スーパーサイヤ人をイメージしてオーダーしたそう)に合わせられたコントロールパネル

ヘッドは、ブラックアウトされており、トラスロッドカバーには「御宅:オタク」の文字が。ペグはピップショットウルトラライトを採用
このモデルの一番の特徴であるピックアップレイアウトは、オリジナルのバルトリーニをリア寄りに2発、しかもピッタリと隣接させている。
弦はラベラ製を使用しており、この日張られていたのはタイガー柄のモデル。映画「グリーン・ホーネット」をイメージして製作されたナイロンテーパードのスペシャルモデルだそう。本人は柔らか目のテンションが好みとか

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